オメガ3を摂ろう!
先日のNHKのあさイチでも取り上げられていたオメガ3。
からだを構成する細胞の細胞膜を柔らかくすることで、様々な面で体を健康にする栄養素なので、上手に摂取していきたいですね。
バランスの取れた食生活をしていると必要量は自然に摂れるとおもいます。
とっても大まかに言うと、お肉料理:お魚料理を6:4くらいに保てるとよいのです。
でも、お魚料理をそんなに食べているかというと多くの方がそこまで食べていないかも。。。と。
イワシ、サンマ、サバなどに豊富に含まれます。亜麻仁油も良いといわれますが、たくさん摂れるものではないですよね。
自然の薬箱では、お食事で補えない分の補助として、お魚加工の有名な会社の関連会社の日水製薬さんのオメガ3のサプリメントを紹介しています。
マイクロカプセルで、酸化を抑えたオメガ3が手軽に摂取できます。
でもあくまでも補助。栄養素はお食事からが基本です。
そして、とりすぎもタブーですよ〜。
オメガ3を豊富に含む食事をとっているイヌイットの方々に心筋梗塞などの疾患が少なかったことで、注目されるようになったのですが、確かに海産物(魚や甲殻類)を多く含む食事と心疾患に関する研究結果では、週に一回以上海産物を食べる人は、あまり食べない人と比較して心疾患が原因で死亡する可能性が低いよことがわかっています。また、現代人に多いアレルギーの原因の一つにオメガ3の摂取不足も関わっているといわれてます。
「アメリカ人のための食生活の指針、2010」は、成人は週に約224g以上のいろいろなの海産物を取ることを推奨しています。ただし、オメガ3のサプリメントが心疾患を予防するかどうかの証明にはまだ至っていませんので、あくまで補助食品と考えましょう。
オメガ3脂肪酸であるEPAやDHAが関節リウマチの症状を緩和するのに、ある程度有効という知見は報告されています。 朝の体のこわばりが短時間になり、関節の腫脹や疼痛も減少し、抗炎症薬の必要性も低下したのこと。
そして、オメガ3脂肪酸(EPAやDHA)と前立腺がんのリスクといった心配な報告も挙がってます。いまのところ、明確な関連性を示すまでには至っていなくて、 オメガ3脂肪酸摂取と前立腺がんのリスクとの関連についてはさらに調査が進行中。
また、血液凝固に影響する薬剤を取っている場合、海産物にアレルギーがある場合は専門家に相談して、注意して摂取する必要があります。
いずれにしても、できるだけ食事から摂取して、不足しているなと感じたときにサプリメントや亜麻仁油などをうまく使って、補助するのが良さそうです。
また、オメガ6の油とのバランスも重要です。植物油に代表されるオメガ-6と魚油や亜麻仁油などに代表されるオメガ-3の摂り方です。
食事で摂るこれら油の比率がそのまま、体の細胞膜の脂質の比率になります。
オメガ-6の油の摂取が多い(オメガ-3の2倍以上)と余分なオメガ-6が炎症や血栓を生み出したり、血管を収縮させることが知られています。
理想の油摂取の比率
オメガ6:オメガ3=2:1
気をつけたい食品のオメガ6とオメガ3の比率!
ぎょうざ 20:1
コロッケ 6:1
ミートボール 7:1
アーモンドチョコ 80:1
ポテトチップス 73:2
かりんとう(黒) 11:2
ラクトアイス 60:1
シュークリーム 18:1
ショートケーキ 17:2
ホットケーキ 17:1
カレーパン 10:1
クロワッサン 40:3
肉まん 18:1
カップラーメン 38:1
※日本食品標準成分表2015年版(七訂)脂肪酸成分表より抜粋
怖いデータです。美味しいものにはオメガ6が多い!!
食べてしまったときには、オメガ3の多い食品を取ることを心がけて
バランスをとることが肝要ですね。。。。
- (株)自然の薬箱 代表
- 薬剤師、国際中医師
- (公社)日本アロマ環境協会(AEAJ)認定 アロマセラピスト
- AEAJ認定アロマテラピーインストラクター
- AEAJ認定アロマブレンドデザイナー
- AEAJ認定環境カオリスタ
- yuica認定日本産精油スペシャリスト
漢方製薬メーカーに21年間勤務め、研究開発・学術資料作成・商品開発などに携わり、生薬・ハーブ・漢方薬に関する広範囲な知識を学ぶ。ハーブ療法やアロマテラピー、サプリメントに関する資格も取得し、「自然の恵みを利用していくための正しい知識を伝えて多くの方に活用して欲しい」と一念発起し、2010年に名古屋市千種区に(株)自然の薬箱を設立。現在、漢方相談薬局で漢方相談を行いながら、漢方、アロマやハーブなどの講師活動も行う。自然の薬箱では、漢方薬局を中心に、からだを伸びやかにする運動や癒しの時間、そして自分の身体について知っていただくためのラーニング事業などを企画運営している。