手指消毒の手荒れが気になる今!ハンドケアアイテムを手作りしよう!
長期化が予想されるウィズコロナ時代。外に出ればほとんどの方は、マスクを着用し、至る所に手指消毒剤が置かれるなど、「新しい生活様式」も徐々に定着し始めていますね。第二波をおこさないためにも、しっかりと継続していきたいものです。
さて、毎週火曜日にお届けしております自然の薬箱の「Naturalist Web Magazine」。
皆様が穏やかな日常を取り戻せるその日まで、健やかに過ごせるお手伝いが出来ればという思いを込めて、Vol.8をお届けいたします。
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この頃、手や指の乾燥やささくれが気になるという方、多いのではないでしょうか?それもそのはず。新型コロナウイルスの感染予防に、毎日何度も手洗いやエタノールを使った手指消毒をしているため、肌をバリアしてくれる水分や油分が日々失われてしまっているからなのです。今や、感染予防のためにも必須となった手洗いや手指消毒をしながら、手荒れを防ぐにはハンドケアアイテムが必需品。
そこで今回の「「Naturalist Web Magazine_Vol.8」では、改めて新型コロナウイルスの感染ルートである「飛沫感染」と「接触感染」をおさらいした後、手指消毒から手荒れが起きるメカニズムを解説します。
さらに、手指の荒れを防ぐためにおすすめ!安心安全な材料で作るアロマが香る消毒スプレーとハンドクリームのレシピも公開!お気に入りの香りを楽しみながら手指をいたわれるケアアイテムが簡単に作れます。是非一度お試しください。
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<目次>
4.ウィズコロナ時代にお勧め!手指を守るケアアイテムを作ろう!
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1.まずはおさらい!「飛沫感染」と「接触感染」の違いって?
ウィズコロナ時代、まめな手洗いと手指の消毒はまだまだ欠かせません。これは、新型コロナウイルスは「手」を通じて感染する確率が高いためです。
ご承知の通り、体内にウイルスを取り込んでしまう原因が「飛沫感染」と「接触感染」。
「飛沫感染」の「飛沫」は、人が咳やくしゃみをした際に、口から飛び出す小さな水滴のことです。無風状態で2メートル程度飛ぶとされていますので、人と人との距離を保つこと、飛沫を飛ばさないためにマスク着用が推奨されいてます。万が一自分が感染してしまっていても、マスク着用や咳エチケットを心掛けることで、ある程度の感染が防げることから「誰かにうつさないための対策」が可能です。
もう一つの感染原因である「接触感染」は、文字通りウイルスに接触して感染することです。感染者がくしゃみや咳を手で押さえたり、排泄物を介してその手で周りの物に触れることでウイルスが付きます。感染者がウイルスをつけた場所を触ると、ウイルスが手に付着してしまい、そのままの手で口や鼻や目を触ると粘膜から感染しまうのです。この場合、手洗いや手指消毒、またはうがいをすることで感染をある程度抑えられることから「自分が感染しないための対策」といえるでしょう。
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2.「手洗い」「手指消毒」は、何故有効?
「接触感染」を予防するために、一番有効とされているのが「手洗い」と「手指消毒」です。いずれも、手洗い帰宅時や食事前はもちろん、感染リスクの可能性がある不特定多数の人が触れるところ、例えば、電車のつり革や、手すり、トイレのドアや会社の入り口、エレベーターのボタン、金銭などに接触したことへの意識をもって、出勤時、帰宅時、食事前などには、必ず行いましょう。
でも、「手洗い」は水と石鹸が必要。何かを行った都度都度、手洗いを行うのは現実的ではありませんよね。そこで有効なのが、エタノールを使った「手指消毒」です。
最近は、ビルや店舗の入口に設置されている手指消毒剤、家庭用にも広く普及してきました。これらの手指消毒剤は、主にエタノールを使ったものです。
新型コロナウイルスは「エンペローブウィルス」と呼ばれる、ウイルス本体を<膜=エンペローブ>で覆っているウィルスです。エンペローブはエタノールで破壊することができ、エンペロープが壊れると、ウイルス本体を破壊することができるので、新型コロナウイルスの感染予防に効果的なのです。
無症状者も多くいると推測される新型コロナウイルスは、どこに潜んでいるか探し出すことは困難です。そのため、万が一ウイルスに接触してしまっても、ウイルスを壊すことが可能なエタノールでの手指消毒は、一番簡単で大いに効果的な感染予防なのです。
ウィズコロナ時代を迎えた私たちは、「誰かにうつさないための飛沫感染対策」として、外出時のマスク着用や、咳エチケットを徹底をするとともに、「自分が感染しないための接触感染対策」として、手洗い、手指消毒、うがい(うがいをする時は、必ず手洗いや手指消毒の後に行いましょう)を習慣化することで、しっかりと感染拡大を防いでいかなければならないといえるではないでしょうか。
ただ、あまり神経質にならず、日常生活の要所要所に取り入れていくことが大切です。
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3.「手洗い」「手指消毒」にはデメリットがあった?
新型コロナウイルスをはじめとした感染症に効果的な「手洗い」や「手指消毒」。
しかし、揮発性・脂溶性の高いエタノールが主成分の消毒液は、手の水分や皮脂も一緒に取り去ってしまうので、手がとても乾燥してしまうデメリットが。また、頻繁に石鹸での手洗いも増える為、手の角質層が硬くなり、ささくれやひび割れにより出血してしまうことも。出血するほどのひび割れは、石鹸やエタノールがしみて痛みを伴うようになってしまいます。
手荒れが起きると皮膚のバリア機能が低下し、雑菌等が侵入しやすくなってしまい、悪化することもあります。また、これからの季節は冷房が効く場所にいたり、紫外線で刺激を受けることで一段と乾燥してしまうことも。今まで以上に手指のトラブルには注意が必要です。
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4.ウィズコロナ時代におすすめ!手指を守るケアアイテムを作ろう!
手指消毒はしっかりしたいけれど、手荒れは避けたい!そんな時に役立つのが、しっかりと保湿しながら消毒もできるハンドスプレーや、肌に優しいハンドクリーム等のケア用品。ポーチやバッグにしのばせておけば、気になるときにさっとスプレー&塗り込むだけでケアできますよね。いずれも、お肌に必要以上の負担をかけないよう、優しい素材で作られたものがおすすめです。
今は、様々な効果効能があるスプレーやハンドクリームが市販されていますが、なかなか自分好みの香りやテクスチャのものに出会えないもの。さらに、まだまだゆっくりとお買い物をする気分ではないですよね。
そんな時こそ、ハンドメイドで自分好みの消毒スプレーやハンドクリームを作ってみてはいかがでしょうか?
今回は、自然の薬箱ボディケアルームのアロマセラピストが、保湿剤入りの消毒ハンドスプレーと、皮脂を守って手荒れを防ぐシアバターを使ったアロマハンドクリームのレシピをご紹介。
スプレーは、ティートリーやペパーミントなどの抗菌・抗ウィルス効果の期待できる精油を使用すれば、すっきりした香りも楽しんでいただけます。また、ハンドクリームにも、お気に入りの香りの精油を入れることができるので、癒し効果も抜群です。
手作りした消毒スプレーを吹きかけて手指になじませて染み込ませたら、ハンドクリームをやさしく塗りこむと、手指消毒で奪われがちな手指のうるおいをしっかり補えますよ。
あなただけのオリジナルスプレーとハンドクリームで、毎日の手指の消毒とケアをしてみませんか?
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5.消毒ハンドスプレーのレシピ(100ml)
<材料>
・無水エタノール 75ml
・精製水 20ml
( 消毒用エタノール使用の場合は、消毒用エタノール 95mlのみ/精製水 0ml )
・グリセリン 5ml
・精油 10滴
( ティ-トゥリー、ペパーミント 合計10滴 又は どちらか10滴でもOK )
・スプレー容器(アルコール保存で使用可能な容器を使用してください)
<作り方>
① スプレー容器にエタノール、精油を入れフタをしてよく振る。
② ①にさらに精製水、グリセリンを入れフタをしてよく振って出来上がり。
※使用前によくふってからお使い下さい。
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6.アロマハンドクリームのレシピ(20g)
<材料>
・シアバター 15ml
・ホホバ油 5ml
・お好みの精油 3~4滴
(おすすめの精油 :カモミールローマン、ゼラニウム、フランキンセンス、ラベンダー )
・クリーム容器
<作り方>
① ホホバ油、シアバターを耐熱容器に入れ時々かき混ぜながら湯煎する。
② シアバターが溶けたらクリーム容器に入れる。
③ 少し白っぽく固まりだしたら、お好みの精油を滴下し楊枝やガラス棒で混ぜ、トントンと空気を抜く。
④ 完全にクリームが冷めたらフタをして出来上がり。
※防腐剤が入っていないため<保存期間は約1か月>です。
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日々手洗いや手指消毒はもちろん、様々な場面で酷使する手は、常にいたわりたいもの。毎日使うものだから、かさつきやささくれが増えてしまう前に、しっかりとケアして健やかに保ちたいものですよね。今回ご紹介したスプレーとクリームは、とても簡単に作れてしっかり潤うケアアイテムです。この機会にぜひ、手指に優しいスプレーとハンドクリームで、手荒れを防止してみてはいかがでしょうか。レシピの材料は、自然の薬箱でも手に入ります。スタッフにお気軽にお尋ねくださいね。
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「Naturalist Web Magazine」お届け内容は、いずれも知識と経験豊富な自然の薬箱スタッフが、 自信を持ってお勧めする内容ばかり。「Naturalist Web Magazine」の更新は、毎週火曜日を予定していますのでぜひご覧ください。どうぞお楽しみに。
次回の「Naturalist Web Magazine_Vol.9」では、「知っておきたい!運動と免疫力の関係 」をお届けします。
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あなたとあなたの大切な人を守るために、そして、新しい日常を楽しむために、少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。
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Vol.6_長期戦に備えよう!慢性疾患のある方も必見!身体を整えるための漢方薬
Vol.5_巣ごもり不調を改善!〜セルフお灸のススメ<応用編>~
Vol.4_お灸で免疫機能アップ!~セルフお灸のススメ<基本編>~
Vol.3_ストレスに負けない!心と身体を作る小さなアイデア
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