今年の夏は、フレッシュハーブを活用してみませんか?
いつもご利用ありがとうございます、自然の薬箱の千田です。
7月に入り、ジメジメとした空気の中に、夏の暑さを感じる日が増えてきましたが、今週も雨模様の予報が多くなっています。先週末は大雨による自然災害も発生していますので、最新の気象情報を確認しながら、天候の変化には十分気をつけてください。
毎週火曜日にお届けしております、自然の薬箱の「Naturalist Web Magazine」。
皆様が穏やかな日常を取り戻せるその日まで、健やかに過ごせるお手伝いが出来ればという思いを込めて、Vol.62をお届けいたします。
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新型コロナウイルスが猛威を振るい始めて、1年半以上。おうち時間が圧倒的に増えた影響で、ご自宅のキッチンやベランダでハーブや野菜を育てる方が増えたそうです。中でも、料理に使えるハーブは、初心者の方でも手軽に育てられることもあって、大人気なんですよ。
そこで今回は、今からでも育てられるフレッシュハーブをご紹介しながら、基本的な育て方や、フレッシュハーブの活用方法などをお届けします。
今年の夏は、ハーブのある生活を楽しみませんか?
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<目次>
1. 初めてさんでも安心!今からフレッシュハーブを育ててみませんか?
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1.初めてさんでも安心!今からフレッシュハーブを育ててみませんか?
手軽に育てられるうえに、料理やお茶、クラフトに使えると人気のハーブ栽培。ご自宅の庭や、プランターがあれば育てられるとあって、ハーブ栽培を楽しむ方が増え、園芸店や、ホームセンターに行けば、ハーブの苗や種が所狭しと並んでいる光景を見かけますよね。
ハーブは、生命力が強いものが多いので、園芸初心者の方でも育てやすいのですが、季節によって根づきやすいものと根付きにくいものがあります。これからハーブを育てたい方は、夏でも植え付けられるハーブを選ぶようにしましょう。
初めてハーブを育てる方は、おすすめなのは・・・
① 種から育てるのではなく、苗から育てる
② 寄せ植えにするよりも1つの鉢に1種類を植える |
お手入れもしやすく、収穫しやすくなります。
今は、おしゃれなプランターやポットが沢山出回っていますので、1種類ごとに異なる鉢に植えてキッチンやベランダに置けば、心地よい香りが漂う癒しのインテリアにもなりますよ。
ハーブの苗を植え付けるときは、3つのポイントに注意してください。
① 水はけのよい環境を作る
② ビニールポットから苗を静かに抜いて、根の部分はあまり崩さないようにする ③ 鉢に植え替えた直後は、鉢底から水が出るまで、たっぷり水をあげる |
あとは、ハーブに適した肥料と水やりに、あなたの愛情をたっぷりそそげば、ぐんぐん育ってくれること間違いなしです。ハーブのある暮らしが楽しめますよ。
※ハーブの種類ごとに、肥料の量や水やりのタイミングが異なります。苗を購入する際にスタッフに確認するか、ネットや本で確認するようにしましょう。
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2.夏でも植え付けができるハーブって?
ここからは、これからの季節でも元気に育ってくれる、おすすめのハーブを3種類ご紹介しましょう。料理やクラフトに使いやすい、生命力が溢れるハーブばかりです。
① ローズマリー
<植え付け:3月~11月/収穫:通年>
日当たりと風通しがよく、乾燥気味の場所を好みます。夏は水のやりすぎに、冬は凍結しないよう注意してください。
② モヒートミント・スペアミント・オレンジミント
<植え付け:4月~11月/収穫:植え付け後最短で2週間後から>
初心者でも育てやすいハーブの代表格。夏の蒸れと根詰まりで枯れることがありますので、夏は明るい半日陰で、少し大きめの鉢に植えて育てるのがおすすめです。
③ バジル
<植え付け:5~7月/収穫:苗なら植え付けから、葉を残しつつ、すぐ収穫できます>
水を好み、乾燥には弱いため、夏は明るい半日陰で育てるのがおすすめ。花を咲かせると葉が固くなり、味も落ちるので、花は摘み取りましょう。
※ミントやバジルは、大変繁殖力の強いハーブなので、お庭で育てると爆発的に増えることがありますので、注意してください。
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3.夏におすすめのフレッシュハーブの楽しみ方
夏に植え付けたハーブが収穫できるのは少し先ですが、すでにハーブを育てている方は、ちょうど今が収穫の季節ですよね。また、ハーブを育てていなくても、今は、スーパーなどで手軽にフレッシュハーブを手に入れることもできます。
ハーブは料理やお茶、ハンドクラフトなど様々な活用方法がありますが、今回はご自宅で簡単にできる楽しみ方をいくつかご紹介しましょう。
① フレッシュミントの葉で楽しむハーブティー
<準備するもの>
お好みのミントの葉 片手一握り程度(3種類程度のミントをブレンドしてもOK)
<作り方>
・ミントの葉を流水でしっかり洗い、表面の汚れを落とす
・新芽と葉をちぎり、ティーポットに入れる(茎は入れない)
・熱湯を注いで、蓋をして10分程度蒸らす
・綺麗な薄黄緑色になったら飲み頃です
この他にも、ミントの新芽を冷蔵庫で一晩水に浸けた「ミント水」に、塩を少々、レモンをひと搾り、さらにお好みの量のハチミツで甘さを足せば、夏の疲れをいやすドリンクにもなりますよ。
② 超簡単!お好みのハーブで作る「ハーブ氷」
<準備するもの>
・製氷器
・お好みのフレッシュハーブ
<作り方>
・フレッシュハーブは流水でよく洗い、汚れを取っておく
・製氷器に、お好みのハーブをちぎっていれたら、水を張り、冷凍室で凍らせる
一度沸騰させた水を使えば、よりクリアな氷が出来上がります。炭酸水や、アイスティー等に入れるだけで、爽やかでおしゃれな夏の飲み物に。おもてなしにも良いですね。
③ 夏でも足元が冷たい方に!お気に入りの香りのハーブで楽しむ足湯
<準備するもの>
・両足が入る洗面器・足浴器(三陰交のツボまで浸かるとベスト)
・お気に入りのハーブ(フレッシュ・ドライどちらでも)1カップ程度
<使い方>
・洗面器にお好みの温度のお湯をいれる(38度から40度程度がおすすめ)
・ハーブを入れたら、ゆっくりと足を付けます
・10分から20分程度、足を温めます(途中でぬるくなったらお湯を足してください)
足湯は足元の冷えにはもちろん、ハーブの美しさや香りによるリラックス効果も期待できます。おうち時間のひと時に取り入れれば、溜まった疲れを癒やせますよ。
ハーブがたくさん増えすぎてしまったときは、風が通るように思い切って枝ごと切込み、収穫したハーブをよく洗って枝を束ねて、そのまま湯船に浮かべても贅沢なハーブのお風呂が楽しめます。
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4.ハーブの事をもっと知りたいと思ったら
ハーブの心地よい香りに癒されていくうちに、ハーブの事をもっと知りたい!もっと上手に活用したい!と思ったら、自然の薬箱で開催されるハーブの講座に参加してみてはいかがでしょうか?
今回は、ふたつご紹介します。
メディカルハーブ(美容や健康に役立つハーブ)をご家庭で活用したり、ご友人と手軽に楽しむための知識を楽しく学ぶことができる、「JAMHAメディカルハーブ入門コース」がおすすめです。ハーブの効用をオイルに浸出させる「浸出油」や、「ハーブのゴマージュ」などの手作りの実習を通じて、ハーブの知識をぐっと深めることができますよ。7月後半から始まるコースですのでお早めにチェックしてみて下さいね。オンライン講座もご用意しています。
※「JAMHAメディカルハーブ入門コース」の内容はこちら>>>
8月後半には、ハーブの使い方を生活の中に取り入れて、気軽に楽しめるワンデイ講座「季節の植物とお茶の時間〜夏のハーブたち〜」を、2階のカフェスペースでご用意しています。季節のお茶を頂きながら植物と触れ合う内容ですので、ぜひ、ご一緒に季節を慈しみませんか?
※「季節の植物とお茶の時間〜夏のハーブたち〜」の内容はこちら>>>
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今回は、これからハーブを育てたい方におすすめのハーブや、育て方のポイント、フレッシュハーブの使い方など、ハーブのある暮らしを楽しむ方法をお届けしました。
ジメジメとした空気と暑さが入り混じる今、ついついイライラしがち。そんなときこそハーブを上手に活用してみませんか?きっと、心も身体もスーッと軽く感じることができますよ。
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<次回「Naturalist Web Magazine」のお知らせ>
~2021年7月13日(火)配信予定 ~
「Naturalist Web Magazine_Vol.63」では、
「今年の夏は漢方で熱中症を予防しませんか?」をお届けします。
一段と厳しい暑さが予想される今年の夏。さらに、まだまだマスクを手放すことができない今は、例年以上にしっかりとした熱中症対策をしておきたいところです。
そこで次回は、熱中症が起きるメカニズムをおさらいしながら、漢方でできる熱中症予防についてお届けします。今からしっかり熱中症対策をして、暑さに負けない体を作りましょう!
※ 次回予告内容は、変更になる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
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~「Naturalist Web Magazine」は、毎週火曜日の配信予定~
今後も、自然の薬箱ならではの様々な情報を予定しています。どうぞお楽しみに。
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