脳の仕組みを知りバランスのとれた心をつくろう!
いつもご利用ありがとうございます、自然の薬箱の千田です。
いよいよスタートした11周年祭、皆さまご来店いただき、楽しんでいただけてますでしょうか?自然の薬箱の一年に一度のお祭りです。スタッフ一同、皆様にお会いできるのを心から楽しみにしておりますので、ぜひお立ち寄りいただければ嬉しいです。
11周年祭期間中、せんねん灸が100個あまりも獲得できる「お灸すくい」のイベントも皆様に楽しんでいただいています。
おたまですくうのですが、120個ゲットした方も!
ツボの図と使い方の説明書付きです♪
毎週火曜日にお届けしております、自然の薬箱の「Naturalist Web Magazine」。
皆様が穏やかな日常を取り戻せるその日まで、健やかに過ごせるお手伝いが出来ればという思いを込めて、Vol.79をお届けいたします。
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最近、「物覚えが悪くなった」、「イライラしやすくなった」とか、「自分の将来、認知症にならないか不安」なんて思ったことはありませんか?実は、ここ数年20代から30代の方も脳の健康が気になって、脳ドックを受けられる方が増えているそうです。年齢を問わず、脳の機能の衰えに対する不安を抱えている方は多いのです。
このような不安を抱くのは、年齢のせいだけではありません。脳に対する正しい理解がないために、不安を抱えてしまうのです。
そこで今回は、自然の薬箱ヨガインストラクターのMikaが「脳」に関する様々な情報をお届けします。ヨガや瞑想とも深い繋がりをもつ「脳」について、ヨガインストラクターならではの視点で解説しながら、脳の若返りのために取り入れたいヒントもご紹介します。
いつまでも若々しい脳をキープして、アクティブな人生を歩んでいきましょう!
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<目次>
1.なぜ脳を正しく知ることが大切なの?
私たちの脳は、とても優秀。でも、人はそんな優秀な脳の一部しか使うことしかできないといわれています。これが本当だとしたら、すごく勿体無いですよね。できることなら、脳を大切に有効活用し、いつまでも若々しく維持しておきたいと思うはず。
では、どのようにしたら脳をもっと使いこなすことができるのでしょう?
まずは、私たちの脳について正しく理解しておくことが大切です。脳の持つ可能性を知ることは、無限の可能性を引き寄せるきっかけにもなります。
脳に対して正しく理解した後は、日々のスタジオのレッスンでもご自身のプラクティス(日常の活動)でも活かしていただくことをおすすめします。ヨガや瞑想を練習していく上でも脳との関係は素晴らしい相乗効果を発揮するので、新しい毎日の習慣として取り入れることもできます。楽に生きながら可能性を広げることに繋がっていけるようになるのです。
ここで、私自身の経験を少しだけお話しすると…私は、自分自身が苦手意識を持っていた脳について、少しずつ理解し、扱い方を意識するようになってからは自分の可能性が広がったことを実感しています。
以前、脳に関する分野は苦手だという思い込みを持っていたのですが、本当は「脳について学ぶことは楽しいし、むしろ好き!」だということにも気付かされました。これは固定概念による、自分の都合の良いようにフィルターをかけた思考によるものだったということも分かりました。このような体験をしたからこそ、脳を意識するようになると毎日も少しずつ向上していけると思っています。
では、具体的にどんなことをして、どんなことを知っていると生活に役立つのでしょうか?
皆様の日常に取り入れて頂きやすい項目はいくつかありますが、今回は「習慣を身に付けるためのコツ」と、それから瞑想をすることで脳にどんな変化があるのかをご紹介していきますね。
※「習慣」には、早起きや読書に限らず、思考癖や口癖、必要のない習慣を手放すことなども含めています。
2.脳は変化を嫌う
私たちの脳には「変化を嫌う」という特徴があるのをご存知でしょうか?
たとえば、
・スポーツジムに通おうと思ったら、本当に続くかな?出来るかな?という思考がでてきた。
・新しい会社へ転職することになったら、人に馴染めるか?仕事できるか?ドキドキして不安になった。
・朝の読書週間をつけるため早起きしようとしたけど、疲れているし、睡眠は大切だから今日は早起きやめようと思った。
このように、何かを始めようとしたとき、「やっぱり今はやらない方が良いかな?」「やっぱりやめとこうかな?」という思考が出てきたら、変化を嫌う脳の反応が起きている真っ最中なのです。
同じような経験をした、もしくは、「何をしても私は長続きしない!」「新しい習慣がなかなか身につかない!」と思うようなことがあれば、それは変化を嫌う脳が反応していたということ。
そう捉えてみるとちょっと気持ちが楽になりませんか?
そう、自分を否定することもしなくて良い、自己嫌悪になる必要も無いのです。
だからこそ、私は何か始めるときにこのような感情が湧き出してきたら、
「脳にコントロールされないぞ!」
「自分の人生は自分で舵をきるぞ!」
と自分軸をしっかり持つように心がけています。
3.コンフォートゾーン(快適な領域)
突然ですが、「コンフォートゾーン」という言葉をご存知ですか?日本語で「快適な領域」と置き換えられることもあります。
快適な領域の中にいることは、安全だし安心できるし、とても居心地が良いのです。
慣れているし、理解しているから苦労しなくて良い場所。新たにエネルギーを使わなくて良い場所。それがコンフォートゾーンなんですね。
でも、ずっとコンフォートゾーンに居たとしたらどうでしょうか?
もしくは、コンフォートゾーンから出たら、どうなるのでしょうか?
ずっとコンフォートゾーンに居るということは、心地良いかわりに、成長が見込めません。コンフォートゾーンから出るということは、現状からの変化、成長に繋がります。
理想の自分になるためには、怖いし不安だけど、コンフォートゾーンから出ることが必要なのです。これまでに行ったことのない場所、経験したことがないこと、知らない場所、少しずつ足を踏み入れていくことで、自分の可能性を広げながら、能力を上げていくことに繋げていきます。
例えば、新たに習慣を身に付ける時にやらなくて良い理由を探してしまう、なんてこと、誰もが一度は経験があるのではないでしょうか?
そんなときこそ、コンフォートゾーンから出る時かもしれません。コンフォートゾーンの中なのか、外なのか?今、自分はどの領域にいるのかを見つめ直してみるのも良いでしょう。
4.ホメオスタシス(恒常性)って?
「ホメオスタシス」とはギリシャ語で「恒常性」のこと。変化を拒み、現状を保つという意味を持ちます。生体が変化を拒み、一定の状態を維持しようとする働きのことになります。
例えば、人間が寒い場所にいたら、体温が下がらないようにぶるぶる震えることで体温を保とうとしますし、運動などで体温が上昇するば、汗を出して体温をコントロールしようとします。
この様に体温を一定に保とうとすることも「ホメオスタシス」のひとつなのです。この他にも心理面でも食事面でもホメオスタシスが機能しているんですよ。
例えば、「新しい習慣を身に着けたいな!早起きの習慣を始めてみよう!」としたのに、いざ朝になれば早起きしたい時間になっても、なかなかベッドから出られないのは、ホメオスタシスが機能している証。繰返しになりますが、これはあなた自身の意思ではありません。
ホメオスタシスの機能を抑えて、新しい習慣を身に付けるためには、コンフォートゾーンから抜け出す時にあわせて、新しい習慣を取り入れることがおすすめです。そうすれば、脳の変化を嫌う反応を抑えることができるのです。
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5.コンフォートゾーンから抜け出すためのアイディア
では、コンフォートゾーンから抜け出すにはどうしたらいいのでしょうか?そのアイディアを次に3つご紹介しますね。
<アイディアその① 瞑想をする>
過去の経験や環境からくる固定概念は思い込みを生み出しています。これは自分にとって都合の良い様に出来たフィルターとなっていることがあります。瞑想をすることはそのフィルターを手放し、固定概念をリセットすることに繋がります。
様々な研究結果により、瞑想をすることで脳に変化が現われることがわかっています。ヨガや瞑想が、脳とどのように関係しているのかを簡単にご紹介しますね。
前頭葉 | 【 意思、感情、集中、決断の場所です 】 |
この中にある灰白質(神経細胞が集まっている)という場所は、瞑想すると分厚くなるといわれています。生き方、考え方の柔軟性とも関連しており、ここの活動が高いと、新しいアイディアに柔軟性を持って受け入れられることが出来、固執しすぎなくなります。
※瞑想による実験では、瞑想を始めてみた50歳を過ぎた人に特に変化が見られたという興味深い結果が報告されています。脳を変えていくのに年齢は関係ないということがわかりますね。 |
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頭頂葉 | 【 体の感覚と関係する場所で、ヨガで使う場所でもあります 】 |
呼吸に意識を向けるときに使い、孤独を感じているときに過剰に活動する場所で、瞑想中は静かになると言われています。 | |
側頭頭頂接合部 | 【 思いやりの心と関連がある場所です 】 |
瞑想により感情の処理が上手になるといわれる場所でもあります。 | |
脳幹 | 【 橋(きょう)という場所が脳幹の中にはあります 】 |
意識、呼吸、循環と関連していて、瞑想によりこの「橋」が強くなると言われています。 |
<アイディアその② 理想の自分の姿をイメージする>
脳の特質に、「実際に起きていることと、想像上のことの区別がつかない。」ということが解っています。ホラー映画を見ると怖く感じたり、感動的な映画を見ると涙が出てきたりするのがまさにそうなのです。
その特質を利用して、まずは、リラックスできる時間を作り、目標を達成した自分の姿を繰返しイメージしてみるのも良いでしょう。
ビジュアライゼーションや可視化の力を最大限に利用することは、自分の理想の姿を強くイメージし、軸を作ることにも繋がりますよ。
<アイディアその③ できることからスタートする>
できるだけスタートしやすい、最初の1歩をまずは踏み出していきましょう。その1歩を毎日コツコツ続けるとやがて大きな1歩となります。
でも、たまに立ち止まってみるのも大切です。最初から大きなスタートをすると無理が生じ継続が難しくなってしまうので注意が必要です。達成を振り返ることも忘れないでください。
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今回は「習慣を身に付けるためのコツ」についてお届けしました。
ここに書ききれなかったこと、他にもお伝えしたいことはまだ沢山あります。脳について理解を深め、ヨガや瞑想を練習していくことは、脳を大切にすることだけでなく、アンチエイジングや自分自身の幸福感の向上に繋がっていきます。
脳についてもっと知りたい!脳とヨガや瞑想の関係をもっと詳しく知りたい!という方は、11/7(土)に開催されるイベント「脳科学 × 瞑想 × ヨガ~バランスのとれた心を作る~」がおすすめです。脳の理解を深めていただきながら、可能性を最大限に発揮させるための瞑想やヨガを体験していただけます。
当日は、今回お伝えした「習慣を身に着けるためのコツ」を含む、以下の5つの項目をご紹介します。
1. 脳のもつ可能性
2. 認知症、老化予防と脳の関係性
3. 幸福度アップのためにできること
4. 不安な気持ちの対処法
5. 習慣を身に付けるためのコツ
さらに、瞑想に対して難しいイメージをお持ちの方でも実践できる、誰でも簡単に出来る瞑想方法などもを詳しくお伝えしていきたいと思っています。
脳についてもっと深く知りたいという方はもちろん、瞑想やヨガを始めてみたいという方から、上級者の方まで、経験やレベルに関係なくお楽しみいただける内容ですので、ふるってご参加ください。皆様のご参加を心よりお待ちしております。
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<次回「Naturalist Web Magazine」のお知らせ>
~2021年11月9日(火)配信予定 ~
「Naturalist Web Magazine_Vol.80」では、
「私たちのライフマネジメント 2~女性の要♡骨盤底筋群を鍛えよう~」をお届けします。
最近話題の「骨盤底筋」をご存知ですか?実は骨盤底筋がガチガチになっていたり、反対にユルユルになってしまっていると、女性の身体に様々なトラブルを引き起こしてしまう原因になってしまうのです。
そこで次回は、「骨盤底筋」の役割を解説しながら、あなたの骨盤底筋の状態が確認できるチェックリストもご紹介します。女性にとって大切な骨盤底筋への理解を深めて、生活の質を上げるきっかけをつかみましょう!
※ 次回予告内容は、変更になる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
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~「Naturalist Web Magazine」は、毎週火曜日の配信予定~
今後も、自然の薬箱ならではの様々な情報を予定しています。どうぞお楽しみに。
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