国際薬膳師おすすめ!
胃腸の調子を整えて免疫機能をキープするための薬膳レシピ2種

Naturalist Web Magazine_Vol.37「食べ過ぎや胃腸の負担を和らげる『消食』とは?」では、胃腸をいたわる食材を多数ご紹介いたしました。

カフェスタッフブログでは、国際薬膳師の淺井シェフ監修による「胃腸の調子を整えて免疫機能をキープするための薬膳レシピ2種」をお届けします。

今回は、子どもから大人まで大好きな「里芋と鶏ミンチ もち麦入りのコロッケ」と、疲れた胃腸に優しい「陳皮とかぶのスープ」をご用意しました。

陳皮(みかんの果皮を乾燥したもの)には、健胃作用があります。

いずれも、消食食材を組み合わせた簡単薬膳レシピです。毎日のお献立の中にぜひ取り入れてみてくださいね。

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【里芋と鶏ミンチ もち麦入りのコロッケ】

消食食材である味噌と相性の良い里芋で作るコロッケ。ボリュームがあるのに胃腸をいたわることができるレシピです。里芋の粘りが胃の粘膜を保護するので、食べ過ぎた翌日などにもおすすめです。キャベツの千切りをそえると、より効果的ですよ。コロッケを揚げる油は、古いものを使うと胃もたれしやすくなりますので、新しいものを使うようにしましょう。

◇材料(4人分)

鶏ミンチ 100g
玉ねぎ 200g
里芋(皮付きの状態) 400g
もち麦 50g
キャベツ 1/4個
少々
 大さじ2
みそ 30g
醤油 大さじ1/2
薄力粉 適量
1個
パン粉 適量

 

◇作り方

<具材の準備をする>

  • 茹でてないもち麦を使う場合、もち麦の重さの5倍くらいの沸騰させたお湯で中火にして10分~15分くらい茹でる。(硬ければ柔らかくなるまで茹でること)
  • 玉ねぎはみじん切りにする。
  • キャベツは千切りにする。

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<調理する>

  • 里芋の皮をきれいに洗ったら、皮付きのまま蒸し器に入れ、里芋が軟らかくなるまで蒸す。蒸す時間は大きさにより異なるが20分~30分位。(里芋を蒸す場合、蒸してから皮をむいたほうが無駄にならなくて良い。コロッケにするため潰すのでしっかりと蒸しておくこと)
  • みじん切りにした玉ねぎと、鶏のミンチを炒める。味噌をお酒で溶いて合わせ、塩と醤油で味をつけたら、少し冷ましておく。
  • 里芋が蒸しあがったら、お玉やスプーンなどでしっかり潰し、もち麦と炒めた玉ねぎと鶏のミンチを合わせたら、タネの完成。
  • コロッケのタネを8等分し、小判型に形を整える。
  • 薄力粉を軽く表面にまぶして卵をつけて、パン粉をつける。
  • コロッケを揚げる。中に火が通っているものなので、高めの温度でさっと揚げる。

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◇薬能と食材

消  食・・・味噌、キャベツ、もち麦
補  気・・・鶏肉、里芋
辛温解表・・・玉ねぎ

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◇薬膳解説

里芋がもつ免疫強化、消化機能の促進効果を、味噌・キャベツ・もち麦により補います。お腹の調子は良いけれど体を温めたいというときには、カレースパイスを味噌の代わりに使っても美味しくなります。カレーが好きなお子様の喜ぶメニューにもなります。

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【陳皮とかぶのスープ】

飲みすぎや食べすぎた後などに良い、体を温めるスープです。かぶをすりおろして加えるのがポイント。ごま油を使うので中華風で少し辛味がありますが、ごま油で炒めずに作ると和風テイストにもなります。今回は白身魚を加えて、食べごたえのあるスープにしましたが、昆布だしにかぶのすりおろしと陳皮を合わせて味を整えるだけでも、胃腸にやさしいスープになります。

◇材料(4人分)

白身魚 100g(鱈や鯛が良い)  
かぶ 250g
生しいたけ 4個
昆布 6g(前日に水600㎖でもどしておく)
陳皮※ 2g
生姜 4g
三つ葉 適量
30mL
みりん 30mL
適量
胡椒 適量
ごま油 小さじ2

※陳皮は、みかんの皮を乾燥させたもの。自然の薬箱漢方相談薬局で20gから販売しています。

 

◇作り方

<具材の準備をする>

  • 前日に水に昆布を浸けておく。
  • かぶの皮をむいてすりおろす。(材料表記の250gをすりおろすと200gになる)
  • 白身魚を一口大にカットして、軽く塩味をつけておく。(さっぱり味のスープのため、くせのない鯛か鱈などがおすすめ)
  • 生しいたけは好きな形にカットする。
  • 生姜はみじん切りにしておく。

 

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<調理する>

  • 鍋にごま油をひいてみじん切りにした生姜を香りが出るまで炒める。
  • カットした椎茸を炒め、酒、みりんを加えてアルコール分を飛ばす。
  • 水出しした昆布だしを加えて、下味をつけた白身魚、陳皮を加えて弱火で10分位しばらく煮る。
  • おろしたかぶを汁ごと加えて、塩、胡椒で味を調える。
  • 最後に三つ葉を散らして完成。

 

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◇薬能と食材

消  食・・・かぶ
補  気・・・椎茸、鱈、鯛
辛温解表・・・生姜、三つ葉

 

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◇薬膳解説

かぶは、おろした汁ごといただくことができるので無駄がありません。また、消食の働きを活かすためにも、加熱は最小限に最後に加えるのがポイントです。身体を温める食材によって、おなかの調子を整え、身体の冷えを取り除きます。陳皮は、お腹を温めると同時に気の流れも高めて、胃を健やかに。胃腸機能が整うことによって免疫機能を底上げしてくれます。ごま油で加熱した生姜は、風味を高めて気を巡らせると同時に、補温の働きを高め、補気の食材とともに外邪の侵入から体をまもります。

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今回は、疲れた胃腸をいたわり、免疫機能をキープするためにおすすめのレシピをご紹介しました。

いずれのレシピも、今の季節にぴったりな胃腸をいたわる食材をふんだんに使用しています。胃腸と免疫機能は密接なかかわりがありますので、日々健やかに過ごすためにも、食を通じてしっかりいたわってあげましょう。重く感じていた胃腸がすっと軽くなりますよ。

身近な食材がもたらす様々な働きに感謝しながら、お気軽に薬膳料理をお楽しみいただければ幸いです。

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