ステイホーム中にチャレンジ!コロナ太りを解消するには?

青い空が広がっていても、思い切り夏を満喫できない日々が続いていますね。新型コロナウイルスが再度猛威を振るう今、夏を楽しむのは来年以降のお楽しみとして、今は「かからない」「うつさない」為にも、日々感染拡大防止を心掛けていきましょう。

毎週火曜日にお届けしております自然の薬箱の「Naturalist Web Magazine」。

皆様が穏やかな日常を取り戻せるその日まで、健やかに過ごせるお手伝いが出来ればという思いを込めて、Vol.16をお届けいたします。

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今年は、春先から続く感染予防のための自粛生活で、家でじっとしていたり、普段より身体を動かすことが減ってしまった方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?積極的に外出するには気が引ける今、せめて重くなった身体をなんとかしたいものですよね。

今、「コロナ太り」というキーワードが、ボディワークスタジオでのレッスンでもよく話題にあがり、テレビ、ネット、雑誌上などでも、タイムリーなテーマとして多く見かけるようになっています。「〇〇すれば痩せられる!」「効果的なダイエット方法はこれ!」など、ありとあらゆる場所に様々な情報が溢れ過ぎていて、どれにトライしたらいいのかわからなくなるというお声も多く聞かれます。

また、すべての情報が正しい訳ではありません。間違った情報を信じてしまうことで、身体を壊したり、体重が減ってもまたリバウンドしたりと、様々なリスクが起きてしまうことも。

そこで今回は、自然の薬箱のボディワークインストラクターの田島理帆先生による「ステイフォーム中にチャレンジ!コロナ太りを解消するには?」と題して、コロナ太りを解決するための情報の選び方のヒントをお届けします。

ただ痩せるだけでなく、健康的にスッキリするために必要なダイエットの基礎知識を通して、これから出会う情報を信じて良いのか否か?をご自身で判断できるようなヒントを解説。

基本を押さえておけば、情報に振り回されることはなくなりますよ。

 

<目次>

1. ダイエットの超基本って?

2.  脂肪を落としたいなら「脂肪を燃焼させる運動」を!

3. 魔法のような食事はない!


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1.ダイエットの超基本って?

ダイエットとは痩せる事だと思っている方、多いのではないでしょうか?実は、「運動や食事量を管理して、適正な体重にしていくこと」がダイエットの定義。

適正な体重を超えてしまっている時、自ら運動や食事量を管理して痩せることを目指します。

では、「痩せる」にはどうしたらいいのでしょうか?

「痩せる」ことに必要なのは

摂取した量<排出した量」になるようにすることです。

摂取した量よりも出ていく量が多ければ必然と体重は落ちます。じっとしているともちろんエネルギーの消費量は、動いているときよりも少なくなりますし、エネルギー消費量が落ちたのに、今までと同じ量を摂取していたら、それは体重が増えるわけです。

つまり、

①摂取する量を少なくする。

②排出する量を多くする。

を行うことで、確実にダイエットできるのです。


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2.脂肪を落としたいなら「脂肪を燃焼させる運動」を!

ダイエットを考える時、「脂肪を落としたい!」という人がほぼ100%だと思います。では、脂肪を燃焼させるにはどうしたらよいのでしょうか?

体脂肪のエネルギーは1グラム当たり 7.2kcalです。もし、1kgの体脂肪を落としたい場合は、7.2kcal×1,000g=7,200kcalも消費しなければならないのです。考えるだけでちょっとゾッとしますね。

早く痩せたいからといって、むやみやたらに体を動かしてもなかなか脂肪を燃焼することはできません。

効果的に脂肪を消費するために有効なのは、

「軽い筋力トレーニング+有酸素運動」がおすすめです。

軽い筋力トレーニングをすると、脂肪が燃えるためのスイッチが入って脂肪が燃えやすくなるのです。

もちろん有酸素運動だけでも脂肪は燃えるのですが・・・

筋力トレーニング(無酸素運動)と組み合わせることにより、同じ時間でも脂肪の燃焼率は高くなります。

まず最初に、筋力トレーニング(無酸素運動)で体内の「糖」を燃焼させ、続いて有酸素運動で「脂肪」を燃焼させるというメカニズムで、脂肪の燃焼効率を高めます。

バーベキューの木炭の火起こしでイメージすると・・・

「軽い筋肉トレーニング」で、筋肉の中に蓄えられた糖を燃やすことで着火剤に火がつき、「有酸素運動」で炭である脂肪が燃えるようになるのです。

もちろん、有酸素運動だけでも脂肪は燃えますが、着火剤である糖の燃焼がないと脂肪の燃焼率が低くなってしまうのです。そのため、30分の「軽い筋力トレーニング+有酸素運動」と同じカロリーを消費しようと思ったら、「有酸素運動だけ」では90分かかることもあるんです。(運動種目によって異なります)

ダイエットをしたいなと思っている方は、ぜひ1日30分~60分の時間をとって、「軽い筋力トレーニング+有酸素運動」で身体を動かしていきましょう。

どうしても時間がない!という方は、日常生活での活動量を増やしてみてはいかがでしょうか。

例えば・・・

・いつもの駅より1駅前で降りて1駅分歩いて帰る

・エスカレーターではなく、階段を使う

・スーパーに行くときは、歩いていく

など、無理のない範囲で身体を動かすことからはじめてみましょう。

また、一人ではなかなか続かないという方には、自然の薬箱のボディワークスタジオの火曜日の夜に行っている「アナトミック骨盤ヨガ®」がおすすめです。

「軽い筋力トレーニング+有酸素運動」がしっかりと含まれています。

ぜひ体験してみてはいかがでしょうか?

自然の薬箱 BWスタジオでレギュラーレッスン開催中です!
<アナトミック骨盤ヨガ® 火曜日 19:00~20:15> 詳しくはこちらから

 


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3.魔法のような食事はない!

毎年のように出てくる「〇〇ダイエット。1週間で〇〇Kg痩せる!」こんな言葉を見てしまうとついつい気になるもの。でも、一旦流行りだしても、気が付けばどんどん廃れていっているのを目にします。きっとそんな方法があれば、長年その方法で皆さんやっていらっしゃいますよね。そう、結局短期間で劇的に効果が出る方法はないのです。

実は、昔からずっと言われてきていることで、ダイエットをするために一番大切なことがあります。

それは・・・

「1日3食バランスよく食べなさい。」

これに尽きると思います。でも、バランスってなんでしょう?どうすればバランスよく食事がとれるのでしょうか?そんな時に参考になるのが、農林水産省で発表している「食事バランスガイド」です。

一日に何をどれだけ食べればよいのかが、図でとても分かりやすくなっています。

詳しくは 農林水産省のHP をご覧ください。

また、良く食事の質についても聞かれることがあります。食事の質も、もちろん大事なのですが、ダイエットの際に一番考えてほしい食事のポイントは、食事の量です。

食事の量を見直してみると、意外にとりすぎていた食品があったりするものです。揚げ物、砂糖がたくさん使われている清涼飲料水など。思い当たるものがあるかもしれません。これを機に一度ご自身の食事を見直してみてはいかがでしょうか。

ただし、ダイエット=食べないという極端な行為はやめましょう。基礎代謝が下がるだけでなく、健康にも悪影響を及ぼしかねません。食事はバランスよく適量を心掛けましょう。

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今回は、ダイエットの基礎知識を『3つ』お伝えしてきました。

1. ダイエットの超基本は「摂取した量<排出した量になるようにすること」

2. 脂肪を落としたいなら「軽い筋肉トレーニング+有酸素運動」

3. 魔法のような食事はない「一日3食バランスの良い食事を適量」


ご覧いただいて「当たり前のこと」と思われた方もたくさんいらっしゃるかと思います。そうなのです!安全で効果的なダイエットには、魔法のような方法も食事もありません。

当たり前のことを、

継続することが一番の近道 なのです。

「コロナ太り」が気になっている皆様も、今のご自身の生活を見つめなおし、気になるところがあれば、上記3つの中の1つからでも変えていきましょう。その努力が、いつまでも元気に過ごせる自分の身体につながってきますよ。

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「Naturalist Web Magazine」お届け内容は、いずれも知識と経験豊富な自然の薬箱スタッフが、自信を持ってお勧めする内容ばかり。「Naturalist Web Magazine」の更新は、毎週火曜日を予定していますのでぜひご覧ください。どうぞお楽しみに。

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次回の「Naturalist Web Magazine_Vol.17」では、

「脾胃(ひい)を調えて残暑を乗り切る薬膳」をお届けします。

立秋がすぎて暦の上では秋ですが、実際はまだまだ厳しい暑さが続いてます。そこで次回は、国際薬膳師による残暑を乗り切るためにおすすめの食材や、ご自宅で手軽に作れる薬膳レシピをご紹介します!

※ 次回予告内容は、変更になる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

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あなたとあなたの大切な人を守るために、そして、新しい日常を楽しむために、少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。

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過去の<Naturalist Web Magazine>バックナンバー

Vol.15_夏バテしている場合じゃない!夏に役立つ漢方薬

Vol.14_鍼灸師おすすめ!夏のマスク不調の解消&予防法!

Vol.13_健やかで美しい暮らしのためのあれこれ

Vol.12_薬膳で暑気払い!酷暑を乗り切ろう!

Vol.11_知っておきたい!東洋医学の知恵と夏の過ごし方

Vol.10_お顔と頭のツボでリフレッシュ!

Vol.9_今だから知っておきたい!運動と免疫の関係って?

Vol.8_ 手指消毒の手荒れが気になる今!ハンドケアアイテムを手作りしよう!

Vol.7_むくみを解消!内湿を取るための薬膳

Vol.6_長期戦に備えよう!慢性疾患のある方も必見!身体を整えるための漢方薬

Vol.5_巣ごもり不調を改善!〜セルフお灸のススメ<応用編>~

Vol.4_お灸で免疫機能アップ!~セルフお灸のススメ<基本編>~

Vol.3_ストレスに負けない!心と身体を作る小さなアイデア 

Vol.2_腸活で<免疫機能>をキープ&アップ! 

Vol.1_知っておきたい!肺炎と免疫機能のこと 

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