梅雨の悩みをアロマで癒しませんか?

いつもご利用ありがとうございます、自然の薬箱の千田です。

北海道を除く日本全域が梅雨入りし、雨の日がぐんと増えましたね。先週末のお天気もスッキリしない状態でした。この時季は、最新の気象情報をご確認いただき、急な天気の変化で慌てないようにしてくださいね。

毎週火曜日にお届けしております、自然の薬箱の「Naturalist Web Magazine」。

皆様が穏やかな日常を取り戻せるその日まで、健やかに過ごせるお手伝いが出来ればという思いを込めて、Vol.61をお届けいたします。

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梅雨時は、眠れなかったり頭痛がしたり。梅雨のジメジメとした湿気が原因で、身体の不調を感じているかたも多いのではないでしょうか?

天気の悪いときに限って、頭が痛い、気持ちが沈む、身体が重く感じるなど、身体の不調を感じる事が多いなら、もしかすると「気象病」にかかっているのかもしれません。

このところメディアでも話題の「気象病」とは、一体どのようなものなのかをご説明しながら、手軽にできる予防法と、気象病の代表的な症状である「頭痛」と「不眠」におすすめのアロマオイルをご紹介します。梅雨の不快な症状である「気象病」を改善しながら、心地よい香りで癒やして心身ともにスッキリしませんか?

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<目次>

 1. 梅雨の不調は気象病?

 2. 気象病を予防するにはどうしたらいい?

 3. 気象病の症状が出てしまったらどうしたらいい?

 4.   アロマセラピストおすすめ!頭痛と不眠におすすめの精油

 5. 精油を安全に使うために。守って頂きたい5つのこと


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1.梅雨の不調は気象病?

梅雨時や台風が近づいてくると、頭が重く感じたり、時には頭痛がしたり、身体が重く感じる、手足のしびれが気になる、神経が逆立ってなかなか眠れない、などの不調が現れるなんてこと、ありませんか?これ、すべて最近話題になっている「気象病」の症状かもしれません。

気象病とは、気温差、気圧の変化などがストレスとなり、交感神経が刺激されて自律神経が乱れることで引き起こされる体調不調のこと。特に梅雨時は、低気圧による影響に加え、寒暖の差が激しく、気象病の症状が強く出やすい季節。また、日照時間が少ないため、イライラしやすく、鬱のような症状が出やすい人もいます。

では、気象病を予防するにはどのようにしたらよいのでしょうか?


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2.気象病を予防するにはどうしたらいい?

気象病の原因である、自律神経の乱れ。では、どうしたら自律神経のバランスを保つことができるのでしょうか?

自律神経を乱れさせない予防法には、大きく分けて3つの方法がります。

それは・・・

① 規則正しい生活を送る

② ゆっくりとお風呂に入る

③ 体を冷やしすぎない

それぞれを詳しくご紹介していきましょう。

①<規則正しい生活を送る>
規則正しい生活なんて無理!とおもわれるかたもいらっしゃるかもしれませんが、そんなに難しい話ではありません。例えば、起床時間と就寝時間をなるべく同じ時間帯にするなど、生活のリズムを少しづつ一定にすることから始めればOKです。

また、就寝ぎりぎりまで活動するのではなく、ほんの少しでもリラックスタイムを作るのも大切。ストレスを解放して、交感神経と副交感神経の切り替えを行いやすくしましょう。ちょっとした余裕を心の中に持つだけで、気持ちが落ち着き切り替えがスムーズにいきますよ。

②<ゆっくりとお風呂に入る>
できれば、寝る2時間前までに37〜39℃程度のお湯に20分〜30分ゆっくり浸かってリラックスしましょう。冷房や冷たい飲み物で冷えた内臓も温まり、身体の内側から温まります。湯上り後は、ゆっくりと体温が下がり始めることで副交感神経が優位に働き、睡眠の質も上がることが期待できますよ。

③<身体を冷やしすぎない>
身体を温めると気象病の症状が改善される方もいるほど、身体の冷えと気象病は密接な関係があります。日頃から、冷たい飲み物や食べ物をとりすぎない、冷房の温度調整をこまめにして冷えすぎない環境を作る、軽く体を動かして血行を良くする、首、手首、ウエスト、足首などを冷やさないようにするなど、身体の中の冷えを取り除くように心がけましょう。


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3.気象病の症状が出てしまったらどうしたらいい?

どれだけ予防をしていても、急な変化についていくことができず、自律神経が乱れて気象病の症状が出てしまったときには、どうしたらよいのでしょうか?

症状が出てしまった時には、身体を休めることが大切です。どうしても休めない場合は、気圧調整機能のついた耳栓をつけるなどで一時的に症状を和らげるのも一案です。体のむくみも感じている場合などは、体の湿邪を取り除く漢方薬の「五苓散(ごれいさん)」や「藿香正気散(かっこうしょうきさん)」が、奏効する場合もありますよ。

また、乱れた自律神経を整えるには、アロマテラピーも効果的です。ディフューザーなどで部屋に香りを漂わせたり、コットンやハンカチに含ませて持ち歩き、不調のときに嗅いだりすれば、ゆっくりと自律神経が整い、症状の改善が期待できますよ。


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4.アロマセラピストおすすめ!頭痛と不眠におすすめの精油

ここからは、気象病でお悩みの方が多い症状である頭痛と不眠におすすめの精油と使い方を、アロマセラピストがご紹介します。

①<偏頭痛におすすめの精油>ズキズキと脈打つような痛みの時に

ラベンダー アロマテラピーの定番の精油、フローラルで優しい馴染みのある香りが安心感を誘います。
ペパーミント お馴染みの清涼感のある香り。気分転換やリフレッシュしたいときに。筋肉の緊張を和らげる働きもあるので、筋緊張型頭痛にも。 
<おすすめの使い方>

水を張った洗面器に精油を1~2滴落としかき混ぜるタオルやハンカチなどをいれ、取り出した後にしぼり、額にのせる。

 

②<緊張型頭痛におすすめの精油>頭を締め付けられる様な痛みの時に

ラベンダー アロマテラピーの定番の精油、フローラルで優しい馴染みのある香りが安心感を誘います。
フランキンセンス 古代エジプトの時代から、神に捧げていたという神聖な香り。樹脂から採れる精油です。呼吸が深くなり、神経系が整います。
ネロリ オレンジの花の精油。爽やかさと甘さのバランスが素晴らしい優雅な香り。PMS(月経前症候群)の頭痛にも
柑橘系精油 オレンジ、マンダリン、ベルガモット、レモン、グレープフルーツなどの柑橘類の果皮の香り。リフレッシュ感があり、気分が落ち込んだときなどの頭痛に。
<おすすめの使い方>

湯を入れたマグカップやハンカチなどに、精油を1~2滴落として芳香浴に。

 

③<安眠のためのおすすめ精油>寝れない夜や、興奮気味な夜などのお供に。

ラベンダー アロマテラピーの定番の精油、フローラルで優しい馴染みのある香りが安心感を誘います。
サンダルウッド 白檀の精油です。神聖感があり気持ちを落ち着かせ、鎮静効果が期待できるウッディな香りです。
クラリセージ リラックスする成分が多く含まれ、この精油をかぐと赤ちゃんが笑うと言われる幸福感を生む精油です。女性ホルモンを整える働きもあると言われています。
オレンジスイート 柑橘系の香りがお好きな方にお勧め。慣れ親しんだ香りでもあるので心地よい安心感が生まれます。
スイートマジョラム ハーブ調の温かみのある甘すぎない香りが、。副交感神経に働きかけて、自律神経を整えます。
フランキンセンス 現在でも教会で焚かれる香り。樹脂から採れる精油です。瞑想などにも使われ、鎮静効果があります。
クロモジ
(今注目の和精油)
昔から和菓子を食べるときなどの楊枝に使われていた、黒文字の木の枝葉からとれる精油。リラックス成分を多く含み、木の精油でありながら、フローラル感のある優しい香りです。
<おすすめの使い方>

アロマディフューザーやアロマランプで香らせたり、ティッシュやコットンに1~2滴染み込ませて枕元に。

今回ご紹介した精油は、あくまでも一例です。香りは好みに大きく左右されますので、一度、好みの香りかどうかを確認されてから入手するのがおすすめです。自然の薬箱1F漢方相談薬局では、様々な精油の香りをお試しいただけます。また、アロマに精通したスタッフが、お好みの香りを探すお手伝いもいたしますので、お気軽にご相談ください。

アロマや運動で不調から脱出したい!という方には、ボディワークスタジオで7月から開催されるアロマセラピーと一緒に楽しむヨガのイベントレッスンに参加してみてはいかがでしょうか。7~9月で全6回シリーズ。アロマの基本から、季節ごとに取り入れたい香りを学びながら、ヨガも楽しめます。

1回目の7月11日(日)は、「アロマの基本を知り、呼吸で体をリラックス」をテーマに開催します!

また、アロマ環境協会協賛企画「月のリズムでボタニカルアロマヨガ」を、8月21日の満月の前夜に開催予定!お楽しみにお待ち下さい!

いずれも、自然の薬箱ならではのレッスンです。

 

さらに本格的にアロマを学びたい方に、<AEAJ認定アロマテラピーインストラクター資格対応コース>を8月28日より開講!詳細はこちらからご確認ください。

 


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5.精油を安全に使うために。守って頂きたい5つのこと

精油は植物から生まれた天然の物質ですが、有効成分が高濃度で含まれているため、使い方を間違えるとトラブルのもとになることも。そこで、精油を使用する際に知っておいてほしい、5つの注意点をご紹介します。アロマのある生活を楽しむためにも、注意点をしっかり守って、安全に楽しみましょう。

 ①精油の原液は、直接肌に塗らないでください。

※誤って原液が直接皮膚についた場合は、大量の水で洗い流してください。

 ②精油を内服、飲用しないでください。

 ③点眼には使用できません。

 ④誤って目に入れないよう注意してください。

 ⑤精油は引火しやすいので、火のそばでの使用は控えてください。

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今回は、梅雨時の体調不良の原因である、気象病について解説しながら、予防方法や症状改善の前の晴雨などをご紹介しました。

梅雨が終わった後も、夏から秋にかけては気象病になりやすい台風の季節が続きます。気圧予報や、気象病予報アプリなども上手に活用しながら、日々の生活の中で自律神経を整えて、お天気に振り回されない快適な生活を送れるように心がけましょう!

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<次回「Naturalist Web Magazine」のお知らせ>

~2021年7月6日(火)配信予定 ~

「Naturalist Web Magazine_Vol.62」では、

「フレッシュハーブを活用してみませんか?」をお届けします。 

最近、ベランダやキッチンで植物を育てる方が増えています。特に、ハーブは比較的育てやすく、料理などにも活用できるので大人気。

そこで次回は、今からでも育てられるハーブをご紹介しながら、ハーブが持つ力を上手に生かす活用方法などをお届けします。ご自宅でハーブを育てて、自然の恵みを受け取ってみませんか?

※ 次回予告内容は、変更になる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

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~「Naturalist Web Magazine」は、毎週火曜日の配信予定~

今後も、自然の薬箱ならではの様々な情報を予定しています。どうぞお楽しみに。

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