秋の憂いを乗り切るために~ツボ押しで憂いがちな心をスッキリ!~

いつもご利用ありがとうございます、自然の薬箱の千田です。

季節はずれの夏日も終わり、来週からは秋らしい気候になるそうですね。今年の秋のスタートは、昼と夜の寒暖差が激しかったので、紅葉も色鮮やかに色付くのではないでしょうか。

毎週火曜日にお届けしております、自然の薬箱の「Naturalist Web Magazine」。

皆様が穏やかな日常を取り戻せるその日まで、健やかに過ごせるお手伝いが出来ればという思いを込めて、Vol.75をお届けいたします。

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長引きすぎた残暑も終わり、少し過ごしやすい秋を感じられるようになりました。暑さも感染者数も落ち着いた今、やりたいことが沢山ありますよね。

でも、涼しく過ごしやすい秋を楽しもうとしても、何となく気力がわかない、気分がすぐれない、身も心も重く感じて、ついつい家でダラダラしてしまって後から後悔しきり・・・というお悩み、あったりしませんか?

それ、もしかしたら「秋の憂い」のせいかもしれません。西洋医学でも、東洋医学でも秋は心が沈みがちとされているんです。でもなぜ、秋になると「憂い」が私たちの心や体を支配してしまうのでしょう?

そこで、多くの方がお悩みの「秋の憂い」について、2回に分けて様々な情報をお届けします。

第1回目となる今回は、西洋医学と東洋医学の二つの視点で解説しながら、気持ちが沈みがちな時に押してほしい「憂い」におすすめの「ツボ」をご紹介します。特別な道具は不要で、不調を感じたらすぐできるツボ押しで、憂いがちな心をすっきりさせて、秋を楽しみましょう!

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<目次>

 1.  その不調「秋の憂い」が原因かもしれません

 2.   「秋の憂い」を西洋医学の視点で考える

 3. 「秋の憂い」を東洋医学の視点で考える

 4. 「こころ」が憂い始めたら実践したいこと①~深呼吸~

 5. 「こころ」が憂い始めたら実践したいこと②~ ツボ押し~

 6. 「秋の憂い」を癒す 5/R Family の紹介 ~鍼灸院~


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1.その不調「秋の憂い」が原因かもしれません

秋といえば、スポーツの秋に読書の秋、旅行の秋、そして食欲の秋!気温も涼しく、空気もからりと乾いている秋は、一年のうちでも特に過ごしやすい頃ですが、その反面モヤモヤしたものを抱えがちな季節でもあります。

例えば、

・気分が落ち込みやすくなった
・今までできていたことがうまくできない
・今まで楽しんでいたことが楽しいと思わなくなった
・集中力が落ちている
・身体を動かしたくない
・疲れやすくなった
・今までより睡眠時間が長くなったり、朝起きるのがおっくうになった
・食欲が減退した、または過食になった

このような症状がでているようなら、「秋の憂い」が原因かもしれません。では、このように様々な不調を引き起こす「秋の憂い」の正体はどんなものなのでしょうか?

まずは、西洋医学の視点から「秋の憂い」について、みていきましょう。


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2.「秋の憂い」を西洋医学の視点で考える

西洋医学では、「秋の憂い」を、秋から冬にかけて毎年症状があらわれる「季節性うつ病=季節性感情障害」と捉えています。主に、日照時間が短くなる10月から11月頃に症状が現れ始めて、日照時間が増え始める3月~4月頃になると症状が消える事から由来します。

この「季節性うつ病」は、1980年代にアメリカの精神医学者によって発表され、日照時間が短くなることで、「セロトニン」と呼ばれる精神を安定させる働きをする脳内物質が生産されづらくなり、その結果さまざまなストレスに対する「セロトニン」の働きが、弱まることで発症するといわれています。

一時的な心の問題と軽く捉えがちですが、日常生活に多大な影響を与えるほど重症化することもあります。つらい症状が長く改善されない場合は、専門の医療機関の受診をおすすめします。


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3.「秋の憂い」を東洋医学の視点で考える

では、東洋医学ではどのように「秋の憂い」をとらえているのでしょうか?

東洋医学では私たちの感情を「怒・喜・思・憂・恐」の五つに分類し、五志と呼びます。これらの感情は五臓(肝・心・脾・肺・腎)によって統括されていると考えています。五志は五臓が管理しているので、五臓がしっかり働いていれば、精神状態も安定している状態になります。

しかし、五臓が傷んでしまうと、五志も不安定になってしまいます。また、長く感情の高ぶりが続いたり、ストレスなどの強い刺激を受けたりすると、五臓が傷つき、様々な不調を引き起こしてしまいます。

秋は、五志にあてはめると「憂い」の季節となります。例えば、人肌恋しくなったり、なんとなく気持ちも沈みがちになりやすいと時季と考えます。

そして、「憂い」を管理する五臓は「肺」とされています。肺が正常に機能しているときは、「憂い」の感情が優位に立つことはありませんが、肺にダメージを受けると、ふとしたことがきっかけで、「憂い」の感情が強く出てしまうことがあります。また、肺は乾燥を嫌う臓器とされ、秋の空気の乾燥は、肺を傷つけやすいとされています。

強くなった「憂い」の感情が続くと、肺はさらにストレスを感じ、傷つきます。肺が傷つけば気の巡りも滞り、強い倦怠感を感じたり、気力がなくなったりと、さらに強い「憂い」の感情に支配されがちになってしまう悪循環が生まれてしまっていることが、「秋の憂い」の原因だと考えているのです。


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4.「こころ」が憂い始めたら実践したいこと①  ~深呼吸~

西洋医学でも東洋医学でも、「憂い」が出やすい季節である「秋」。人恋しくなったり、なんとなく気持ちも落ち込みがちになるのは、自然界の影響かもしれません。

そう、秋という季節がそうさせているのです。また、今年は酷暑に残暑や、それに加えてコロナ禍のストレスなどで、夏の疲れを引きずったまま秋を迎えている方も多いですよね。過剰な疲れは、憂いの感情も出やすくなりますので、まずは無理せずゆっくりと身体を休めることからはじめましょう。

また、気持ちの憂いを感じた時に実践してもらいたいのが、「深呼吸」。深呼吸は、時と場所を選びません。とはいえこのようなご時世なので、周りが密になっていないかを確認してからマスクを外し、ゆっくりと深呼吸を繰り返してみましょう。

私たちは、ストレスがかかっているとイライラして、ついつい呼吸が浅くなりがちです。呼吸が浅いと憂いの感情に支配されやすく、気持ちが沈むと呼吸が浅く短くなる負のループに陥りやすいもの。すると、全身の気の巡りが滞って、さらに気持ちが沈んでいく原因となります。

ゆっくりと深呼吸して、全身に新鮮な空気と一緒に気を巡らせるイメージをして、憂いで失われそうになっている「気力」を取り戻しましょう。横隔膜を呼吸によって動かすことで自律神経を整えることができると言われています。

さらに、日光浴をプラスすれば、「セロトニン」の生成や働きを助けることが期待できます。特に、朝陽を浴びるのが一番効果的。朝目覚めたら、先ずは日差しを全身に浴びる習慣を取り入れるのもおすすめですよ。


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5.「こころ」が憂い始めたら実践したいこと②  ~ツボ押し~

「こころ」の憂いを感じたら、東洋医学の知恵を取り入れてみてはいかがでしょうか?

特に、気になる症状に合わせたツボを押して、つらい症状を改善するのもおすすめです。ツボ押しに、特別な道具を用意する必要はありません。症状に応じたツボを刺激するだけなので、ご自宅だけでなく出先でも、憂いを感じたらすぐ実践できるのが嬉しいですよね。

今回は、秋の憂いにぴったりなツボを3つご紹介します。ツボ押しの際に知っておきたいケアの仕方もご案内しています。急に不安に襲われたり、気持ちが落ち着かないときは、心を落ち着かせることができるツボを押して、過度な緊張から心を解き放ちましょう。

① 膻中(だんちゅう)⇒ 不安、胸の圧迫感に
<ツボの場所>
両方の乳頭を結んだ真ん中にあるツボ。
<ケアの仕方>
ピンポイントで押すと強い痛みがある場合があるため、ボディオイルやボディクリームを使用して、胸をさするように優しくマッサージする。お気に入りの香りを感じながら大きく息を吸って、両側の肩甲骨を中心に引き寄せるようして、深呼吸しましょう。

 

② 内関(ないかん)⇒ストレス、不眠、気持ちの落ち込に。
<ツボの場所>
手首の一番深いシワから、肘に向かって指3本分上がったところ。腱と腱の間にあるツボ。
<ケアの仕方>
腱と腱の間に、指を立てて押し込み、痛みを感じる場所を探して刺激しましょう。

 

③ 尺沢(しゃくたく)⇒ 咳や鼻の症状、乾燥肌に。
<ツボの場所>
肘のシワの外側のくぼみにある『肺の気の流れ』の上にあるツボ。

<ケアの仕方>
ツボと反対の手で肘を包み込むようにして、親指でツボを押す。そのままゆっくりと下の腕を身体の方に引き寄せると、ツボに深く押し込まれます。

 


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6.「秋の憂い」を癒す 5/R Family の紹介 ~鍼灸院~

前項ではツボ押しを紹介しましたが、ツボは、正式には「経穴(けいけつ)」と言われ、世界保健機関(WHO)も、経穴を利用した心身の不調に対する有用性を認めています。

そんな経穴のエキスパートといえば、鍼灸師さんです!今回お伝えした「秋の憂い」のお悩みはもちろん、様々なからだの不調に鍼灸施術はとてもおすすめです。

よく鍼(はり)が怖いと言われる方も多いですが、実際に施術を受けてみると、とてもリラックスできる時間を感じていただけます。そして漢方薬との併用もとても相性が良く、特に「秋の憂い」にも関わる心の不調や、女性特有の悩み、妊活などに、漢方薬と鍼灸の組み合わせは、とても効果的です。ぜひ一度、鍼灸施術を体験してみていただきたいです。

そこで今回は、自然の薬箱「5/R Family」の素敵な鍼灸院をご紹介します!これらの鍼灸院は、自然の薬箱のボディケアルームで鍼灸施術をしていたスタッフが独立をした、いずれも信頼のおける鍼灸師さん達ばかりです。

もちろん、自然の薬箱からのご紹介も可能ですので、お気軽に漢方相談薬局にお声掛けください。

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今回は、秋ならではの不調「秋の憂い」についてお届けしました。秋は過ごしやすい季節である反面、「こころ」の憂いが気になる季節でもあります。

どうしても気持ちが晴れないのは何故?気力がわかないのはどうして?など、不安を感じたときは、一人で悩まずに身近な人に相談してみましょう。また、専門家の助言を仰ぐのも一つの方法です。自然の薬箱の漢方相談薬局でも、秋の憂いについてのご相談を承っておりますので、お気軽にご相談ください。

せっかくの過ごしやすい季節です。心も身体も軽やかに過ごしましょう。

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<次回「Naturalist Web Magazine」のお知らせ>

~2021年10月19日(火)配信予定 ~

「Naturalist Web Magazine_Vol.77」では、

 「秋の憂いを乗り切るために~気を整える漢方で不調から脱出しよう~」をお届けします。  

秋の憂いを乗り切るための第2弾は、この時季乱れがちな「気」を整える漢方を取り上げます。「秋の憂い」と深くかかわる「気」について詳しく解説しながら、気になる症状別に取り入れたい漢方薬などをご紹介します。

漢方の力を最大限に生かして、身体の内側から「秋の憂い」を取り除きましょう!

※ 次回予告内容は、変更になる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

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~「Naturalist Web Magazine」は、毎週火曜日の配信予定~

今後も、自然の薬箱ならではの様々な情報を予定しています。どうぞお楽しみに。

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